玉稿激論集

玉稿をやっています。

インテリ嫌いの頭の中

首相による日本学術会議の会員の任命拒否問題が収束しそうにない。まあ、当然だろう。任命拒否の理由も「総合的、俯瞰的観点から」とか訳わからないことを言っているし。

 

でも、世間は日本学術会議に厳しい。「税金で運営しているんだから、文句言うな」という筋違いの批判もあれば、「中国の軍事研究に協力しているからだ」といったデマも溢れている。もう、針のむしろだ。

 

僕としては、任命拒否に抗議しない人がいるのが不思議でならない。何と言っても、学問の自由の危機なのだ。

 

でも、日本学術会議に批判的なことを言う人たちの気持ちに寄り添ってみることも肝要だろう。というわけで、以下寄り添い。寄り添いサーカス。

 

 

 

任命拒否に抗議する記者会見で、「学問は集団の営み」だって、とある学者が言っていた。でも、集団って誰のことなのか。結局お前らは頭の悪い奴や勉強のできない奴や、勉強のしない奴を仲間に入れないじゃないか。そんな奴の「集団」なんて言葉信用なるものか。また、それを見た著名な脳科学者が「身体性のある言葉ですね」なんてコメントしていやがった。訳がわからねえ。言葉に「身体性」なんてあってたまるか。言葉はどこまでいっても言葉だ。そこに身体性を備えようとする魂胆も、そこから身体性を感じとるセンスも虫酸が走る。いい加減にしてほしい。

 

大体な、「法律の手続き」に問題があるなんて言うけどな、俺たちは法律の手続きにも、学問の自由とやらにも興味はないんだよ。ただ、現場のことなんてわかってないのに、知ったような口で理屈をこねくり回すお前らがむかつくだけなの。わからねえよな、馬鹿の気持ちなんて。そうやって一生小難しい本でも読みながら、俺たちのことを見下してろ。限りなく狭い世界でヒエラルキーごっこをしながら、「集団の営み」でもやってる気になってろ。でも忘れんなよ、俺たち馬鹿な大衆は一生お前らのことを支持しねえし、月曜からは働かなくちゃいけねえから、そろそろお前らが任命されなかったことなんか、忘れちまうってことを。あと、学者でもねえのに、ハッシュタグなんかつけてお前らに賛同している奴がいるけどな、多分クズだよあいつらは笑。

 

あと、今日ネットのトレンド見たぞ。お前らまた政権批判するときに、「ヒトラーみたい」とか言ってたな。いや、本当にお前らヒトラーとかムッソリーニとかファシズムとか好きよな。ヒトラーは馬鹿な俺らでもなんとなく知ってるぞ、なめんなよ。昔ニュースの映像かなんかでヒトラーが子どもと遊んでいるのを見たことあるからな。あいつもいいとこあるじゃねえか。嘘だって。あいつがマジでやばいクソ野郎ってことは俺らだって知っている。でもな、この国に第二のヒトラーが現れるなんて話、まるで現実感がねえし、現れることでお前らが潰されるんだったら、それはそれでありだなぐらいには思ってるよ。

 

俺らのことを反知性主義者って呼びたきゃ呼べばいい。自分に知性がないことなんて、こちとら百も承知だ。知性なんかあっても腹は膨れねえからな。

 

てかさあ、自分と考えの違う奴を反知性主義者って呼ぶの、マジでどうかと思うわ。どうせ「いや、別に考えが違う人を反知性主義者って呼んでいるのではなく…」って御託並べるんだろ。はいはい、わかった、俺の負けだよ。これで満足か?一生やってろ。

 

なんかマジで日本学術会議に腹が立ってきたから、寄り添いサーカスもこれくらいにしておこう。

 

いやーしかし、本当に馬鹿が考えることは酷いもんですね。僕は日本学術会議の任命拒否問題に断固として抗議します笑。