玉稿激論集

玉稿をやっています。

2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

カズオになくて賢太にあるもの

定期的にブログを更新しようと思っていても、なかなかうまくいかない。記事にできそうなネタが思い浮かぶと、一応下書きをしてみるものの、公開に至るものは一部に過ぎず、ほとんどは塩漬け状態のまま放置されている。週に1回ぐらいは怒りに任せて書き殴り…

真理、倫理、論理ー我が集大成ー

(1)畳みきれない風呂敷を広げる序文 一見関係のない物事の間につながりを見出せると、それを成し得た自分の視点の独自性を、話すなり書くなりして誰かに伝えたいと思うのは、自然な欲求だろう。例えば、元阪神タイガースの金本知憲が連続フルイニング出場…

理解できぬものを求めて

100年ぐらいかけてやっとのこと、『青色本』(ルートウィヒ・ウィトゲンシュタイン著、大森荘蔵訳、筑摩書房)を読了した。いやー、訳わからんかった。意味のわからない文字列を最初から最後まで目で辿っただけのことを「読了」というのかについては、措…

生き恥を晒す生き方(あとがき)

ワンピース33巻で「生き恥をさらすくらいなら死ぬ方がいい」「右に同じ」と、ゾロとサンジが息巻くと、ロビンは「男ってこういう生き物よ…」と嘆息する。ジェンダーレス(!?)の現代の価値観には甚だそぐわない会話だ。まあ、僕としては、死ぬくらいなら…

シャングリラ3(fiction )

(1) 風呂に入らずに寝ると、翌朝絶対に後悔する。昨晩洗い流されるはずだった汚れが身体にまとわりついている感じとともに目覚める。ただ、すぐ風呂に入るというのも億劫なので、眠くもないのに俺は目を閉じた。こうしていれば睡魔は再び寄ってくる。 よ…